認知症改善方法で介護ストレス解放!~もう悩むことはありません~

認知症は一生治りません!付き合っていくしかありません!と医者にも親戚にも理解されずに孤独な介護から一変!認知症の問題行動がなくなり、介護ストレスから解放された認知症改善方法とは?

認知症改善方法介護ストレス解放!
認知症の人とその家族のための認知症改善による介護ストレス解消方法をご案内させていただいています

認知症の母を殴る!

それは母にとって初めてのショートステイの朝でした。

 


二階の寝室で寝ていた私は少し寝坊をして一階のリビングに降りて行った時です。

 


妻と母親が何やらもめているのです。

母は涙を流しながら泣いていました。 その理由とは・・・?

 


私が理由を聞くと「ショートステイなんか行きたくない!」とのこと。昨夜、私たちは母に「遠くの友達に会いに行くから一晩だけショートステイして!」と約束したばかりでした。

 

 

その時は心地よく返事をしてくれたので、安心して友達にも連絡していたのです。それが朝になって「行きたくない!」、「泊まりたくない!」というのですから私は頭に血が上って思わず母を殴ってしまいました。

 

 

久し振りに大切な友達と会えるのを私たちは楽しみにしていたのです。母を殴った私は「しまった!」と思いましたが、その時はあれだけ約束したのに・・・という思いの方が強かったのです。

 

 

妻には怒られるし母は泣きながら離れの家へ戻って行くし、私は反省の念にかられるだけでした。妻は「母がショートステイを嫌がるので、友達にその旨を伝えたら」と言うので仕方なくそうしたのです。

 

 

そういえば、いつの日か友達が遊びに来ての別れ際、友達を家の外へ送り出し、1時間ばかり家の中へ入らなかった時も泣いていたと言います。「高齢になればなるほど子供に帰る」と言いますが、まったくその通りで、自分の思い通りに行かなければ泣いたり、駄々をこねたりするのです。

 

 

それ以来、母がショートステイをするときは、前日に母に言わずに、ショートステイ当日、介護センターから迎えに来たときにそっと言うようにしています。これも一つの裏ワザでしょうか? 体裁を重んじる母ですので第三者の前では泣くことも、駄々をこねることもできないようです。

 

 

今ならショートステイを嫌がる母の思いもよく理解できるのに、何であの時母を殴ってしまったのか・・・反省しています。妻にも言われました、「暴力で解決できることは何もない!」と・・・。

 

 

それ以来、私は何があっても手を上げないということを母にも妻にも自分にも誓ったのは言うまでもありません。

 

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